こんにちは!ナカラル(株)ブログ編集部です。小学校入学前のお子さまをお持ちの親御様はご自宅で自学自習をさせていますか?書店に行けば様々な入学準備編のドリルが置いてあるのを一度は目にしたことがあるのではないでしょうか?あるいは一度購入してみたものの学習が定着せずに本棚に眠っているなんてことはありませんでしょうか?小学校入学前の家庭学習は、子供たちの学習旅路で非常に重要な要素ですが、子供たちが小学校にスムーズに適応し、成功を収めるためにどのような学習をサポートすべきか疑問を抱くこともあるかと思います。この記事では、小学校入学前に家庭で行うべき学習について探求し、子供たちの最良のスタートを提供する方法を一部ご紹介していきます。
セクション1:基本的な読み書きのスキル
小学校入学前には、読み書きの基本的なスキルを養うことが非常に重要です。読み書きといってもいきなり文字を書かせたり読ませたりするのはハードルが高く子供にも苦手意識がついてしまうことにもなりかねません。そこで、まずはハードルの低いものから順に時間をかけてやっていく必要があります。以下はその具体的な方法の一例です。
●読み聞かせ:毎日の読み聞かせは、語彙の拡充と言語理解力の向上に大きく貢献します。寝る前や夕食後等、読み聞かせる時間を決めて習慣化することで子供たちも楽しみに自ら本を持ってくるようになります。
●手紙や絵本の読み方:子供と一緒に絵本を読み、文章の流れや文字の役割を理解させましょう。通信教育のような手紙のやり取りを日常からできている場合も読み書き能力の向上が見込めます。手紙のやり取りを楽しんだり、日頃の感謝の言葉をもらったりでき子供たちとのコミュニケーションにも役立ちます。
●文字の認識:アルファベットや数字の認識と書き取りを練習し、楽しいゲームに取り入れましょう。筆記用具を持って何でも書いてみることは大事です。最初は反転文字になってしまうようなこともありますが、優しく指摘しながら教えていくと、自分で文字の向きを確認して書けるようになってきます。
セクション2:基本的な算数の概念
算数の基本的な概念を理解することは、小学校での学習において大いに役立ちます。こちらもいきなり計算問題に取り組むということではなく、身近にあるもの等を使って楽しく学べる工夫をすると苦手意識もなく上手に数字と向き合うことができるようになります。
●数の概念:数の数え方や大小を理解させ、数学的な思考を促進しましょう。日々の料理を作るの中で、数の大小などをあえて言葉に出して表現をすることで、自然と数字を数えるようになってきます。出来たことをほめ、わかったことを繰り返し言葉に出して整理してあげることを意識しましょう。
●数の演算:足し算と引き算の基本的な概念を学ばせ、数学的な問題解決のスキルを養います。これも食事やおやつ等子供たちが好きな内容を織り交ぜて自然と考えて口に出すように工夫することで効果が期待できます。
●形とパターン:図形やパターンの認識を通じて空間的な認識力を発展させましょう。サイコロを使ったゲームは図形を立体的に意識するだけでなく、数を数える点でも役に立ちます。さりげなく対面になっているサイコロの合計が「7」になっていることなどを説明していくことで小学生の間ずっと使え、中学受験にも出てくるような内容が小さいうちから学べます。
セクション3:社交的なスキルと自己ケア
今までは勉強面のみをお話してきましたが、小学校生活は勉強をするだけの場所ではありません。小学校では色々な友達と巡り合います。時には自分と意見が対立するお友達もいるはずです。そんな時に必要になるのが社交的なスキルです。
●共感と協力:他の子供たちと共感し、協力する機会を提供しましょう。これはまさに保育園での集団生活で自然と培われるスキルになります。親として大事なことは、今日の出来事を丁寧に聞いて、5W1Hの質問をして深堀してあげる事です。そうすることで物事を多角的に考える能力があがります。
●コミュニケーション:表現力とリスニングスキルを向上させ、コミュニケーション能力を促進します。自分の感情を色々な言葉で表現できるようにアシストしてあげることが語彙力の向上にもコミュニケーション能力の向上にも役立ちます。
●自己ケア:独立性や自己ケアのスキルを養い、自己表現をサポートしましょう。時には何か口出しをしたくなるのをぐっとこらえて、見守ることも親が果たすべき大きな役割であると言えます。自分で表現してみて失敗しても出来た部分をほめていくことを繰り返すことで自己肯定感の高い子供に育つことでしょう。
セクション4:好奇心と学習への興味
好奇心を育て、学習への興味を刺激することは非常に重要です。時には、「そんなもの家に持ち込まないで!」と言いたくなるようなこともあるかと思いますが、好奇心は発見の第一歩です。全ての子供にノーベル賞を獲る可能性があります。
●質問を受け入れる態度:子供の質問に対して興味を持ち、探究心を奨励しましょう。大人からすれば答えが決まっているような内容を新発見したように嬉々と説明してくることがありますが、それを大人の目線で片付けずに子供の目線に立って会話ができる大人は素敵だなと思います。
●学びの楽しみ:学習を楽しい体験にし、子供たちの好奇心をくすぐりましょう。子供たちにとっては日常のことは全て学習です。少しずつ気温が下がっていくことも、暗くなるのが早くなっていくことも、水が高い所から低い所に流れることも全ては学習です。少しだけヒントを投げかけて子供自身にも考えさせる、そんな大人でいたいものです。
小学校入学前の家庭学習は、子供たちに将来の学習への自信とスキルを与える素晴らしい機会です。親や保護者は、子供たちの好奇心を育て、基本的な読み書きや数学のスキルを養い、社交的なスキルを強化するために尽力すべきです。小学校入学前の家庭学習は、子供たちが成功への最良のスタートを切る手助けとなり、親子の絆を深める素晴らしい機会でもあります。ここまで記事を読まれて、「そんな丁寧に接する時間がないよ!」とお感じの方も多いかと思います。ご安心下さい、そういった日常のちょっとした隙間時間を捻出することができるのがらくらく登園®です。毎日の洗濯・荷物準備から解放されて大事な子供たちの話を丁寧に聞いてみませんか?きっと親御さま自身の育児への肯定感も上がる事間違いなしです!!